NC旋盤加工の流れ

query_builder 2025/01/09
3
NC旋盤は加工精度が高く、複雑な形状でも効率的に仕上げることが可能です。
しかし、NC旋盤の加工手順について、ご存じの方は少ないのではないでしょうか。
そこで今回は、NC旋盤加工の流れについて解説します。
▼NC旋盤加工の流れ
①ワークの固定
固定が甘いと加工中にズレが生じ、仕上がりに影響を与えます。
また工具や機械の破損につながる恐れもあるため、しっかり締まっているかを必ず確認しましょう。
②工具の取り付け
工具の取り付け角度や位置がずれると、加工精度に影響するため正確にセットします。
取り付けた後は手動で回転させ、干渉がないかを確認することが大切です。
③原点出し
原点出しとは、固定したワークを正確に設定する工程です。
この作業が不正確だと、プログラム通りに加工が進まず、失敗の原因になってしまいます。
④プログラム入力
NC旋盤は数値制御で動作するため、工具の動きや加工条件をプログラムで指定します。
不正なプログラムを入力すると、加工に失敗するだけでなく、機械を破損させる可能性もあるため注意が必要です。
⑤ドライラン・加工
ドライランとは、工具を回転させずに動作を確認するテスト工程のことです。
問題がなければ、実際の加工に進みます。
異常音や振動があればすぐに作業を中断し、原因を調査・確認しましょう。
▼まとめ
NC旋盤加工では、取り付けや位置の確認を慎重に行うことが大切です。
またプログラムによって動作させるため、正確な数値を入力したうえで精度の高い加工ができるよう作業が進められます。
広島県東広島市にある『株式会社タナカテック』では、特装車や建設関係・一般産業機械の金属加工を承っております。
お客様のご要望に合わせた部品を加工しますので、いつでもお問い合わせください。

NEW

VIEW MORE

CATEGORY

ARCHIVE