切粉対策の方法とは

query_builder 2025/11/01
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切粉は切削加工で生じる金属の切りくずで、加工方法や材質により形状や量が異なります。
効率的な加工と安全に作業を行うためには、適切な切粉対策が重要です。
そこで今回の記事では、切粉対策の方法についてご紹介いたします。
▼切粉対策の方法
■チップブレーカを活用する
チップブレーカ付きの工具を使用すると切粉を効果的に分断でき、工具や加工物への巻きつきを防止できます。
切り込み量や材質に応じたチップブレーカの選定が、スムーズな加工には重要です。
■切削経路を工夫する
切削経路を適切に設定することで、切粉の発生を調整できます。
断続加工やNCプログラムを調整し、加工速度を最適化することで、切粉を細かくできるでしょう。
また、揺動切削機能を持つ工作機械を活用すれば、より切粉の管理がしやすくなります。
■高圧クーラントで切粉を排出する
深穴加工では、高圧クーラントが有効です。
工具の先端からクーラントを噴出することで切粉を迅速に排出し、作業効率を高められるでしょう。
■加工条件を最適化する
回転数や送り速度・切り込み量を調整することで、理想的な形の切粉にできます。
これにより加工効率が向上しますが、工具への負荷が大きくなりすぎないよう注意しましょう。
▼まとめ
切粉対策は、以下の方法により可能です。
・チップブレーカを活用する
・切削経路を工夫する
・高圧クーラントで切粉を排出する
・加工条件を最適化する
対策を行うことで切粉のトラブルを防ぎ、加工効率を向上できるでしょう。
『株式会社タナカテック』では、広島・岡山・香川の近隣エリアにて、金属加工を承っております。
切粉対策も万全に行っておりますので、安心してご相談ください。

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